モルモットと暮らそう♪初心者さんでも大丈夫!エサ・費用・お手入れ モルモットの飼い方のすべてを教えます!!
みなさまこんにちは。まぎもるとです。
突然ですが私の名前は昔飼っていたワンコの名前とこないだまで一緒に暮らしていたモルモットの名前を足したものです。
ずっと大型犬と暮らしてきたのですが今のお家は大型犬が飼えません。
なので、ワンコではなく違う生き物と暮らしてみようと思い、6年前にモルモットのもるさんと暮らし始めました。
今回、突然モルモットの飼い方を記事にしたのは、先日もるさんを看送ったからです。
モルモットの寿命は5~8年、もるさんが1歳の時にお迎えしたので約7年の天寿を全うしたかたちです。
もるさんと過ごした時間を振り返って、これからモルモットとの生活を始めてみようか検討されている方にアドバイスができればいいなと思い記事にすることにしました。
モルモットとは
マンションなどの集合住宅でも飼育しやすいメジャーな小動物です。
おとなになるとぽってりとしたまん丸いフォルムで、何とも言えない愛くるしい表情を見せます。
別名:天竺ネズミ ギニアピッグとも呼ばれ、豚やネズミにも似ています。
モルモットの種類は、イングリッシュ・アビシニアン・テディ・シェルティなど…たくさんの品種に分かれています。
今回は一部抜粋してご紹介します♪
イングリッシュ
ストレートで3~4cmの短毛が特徴でショートモルモットとも呼ばれます。(短毛種)
ブラッシングも換毛期以外は週1度で充分、特別なお手入れも要らず飼育しやすいので初心者にもオススメです。
カラーや毛量も多様で一番メジャーな品種です。
アビシニアン
毛の長さはイングリッシュよりも長めの中毛種で4~5cmくらい。身体のあちこちにつむじがあり、体毛が寝ぐせのように逆立った巻き毛が特徴。
カラーバリエーションも豊富で人気の品種です。
短毛種に比べ中毛種は抜け毛もあり体毛も汚れやすいので3~4日に1度はブラッシングが必要です。
テディ
縮れた短毛がぎっしりと生えているのが特徴で、毛質もごわごわしたものからなめらかなサテンまであります。
縮れ毛にごみや汚れがたまりやすいので、3~4日に1度はブラッシングが必須です。
シェルティ
なめらかで艶のあるサラサラのロングヘアーが特徴。
つむじはなく、体毛も30cmくらいまで伸びる個体もあり、貴族のような上品な雰囲気が人気です。
カラーバリエーションは白・黒・グレー・茶があります。
後頭部と脇の下の毛が特に長く丁寧な体毛のお手入れが必須で、体毛が長く伸びると床面を引きずって汚れが付着し不衛生ですので定期的なカットも必要です。
日常的なブラッシングと体毛のお手入れが必要で初心者にはお勧めしません。
モルモットの特徴
性格
慣れると冷蔵庫を開ける音を聞いてプキュプキュ鳴いてエサをせがんだり、なでると甘えて鳴いたりもしますが、基本的に用心深く臆病です。
個体差もあるとは思いますが、環境が変わるとエサを食べなくなったり、不衛生が続くとストレスで体調不良を起こしたりもします。
サイズ
大きさは約20~30cmくらい、重さも1.5kgくらいまで。
寿命
5~8年と言われていますが、10年近く長生きしてくれる場合もあるようで、ギネス記録は14歳だそうです。
値段
ペットショップでモルモットを購入する場合、2.000~30.000円と幅があります。
流通している数の多い品種は比較的安価で販売されています。
ちなみに我が家の先代もるさんは1歳になってから迎えたので価格が下がっていて、2.000円ちょっとで購入しました。
ショップなどでは生後1か月半~の子を販売していると思いますが、イングリッシュなどは5.000円前後、アビシニアンやシェルティは1.5万円前後が多かったように思います。
ペットショップのほかにブリーダーさんから対面販売で購入というケースもあります。
生活リズム
何となく夜行性のイメージがある方も多いと思いますが、モルモットは一緒に生活する人間の生活環境に影響されますので、朝起きて夜寝る一般的な生活をしているとモルモットも必然的にそのような生活リズムになります。
朝起きたらモルモットのケージにも日が当たるように、夜はいつまでもライトで明るく照らすことのないようにするのがオススメです。
モルモットの飼育に必要なもの
ケージ&ハウス
小動物用のケージを用意します。
モルモットは臆病なのでずっと人間に見られている(人間を見ている)状態はストレスが溜まりますので、必ずケージの中にモルモットが隠れることができる小屋やハウスを置きます。
私はウサギ用のケージの中に木製の小屋を入れて使っていました。
エサ入れ
いつでも食べられる牧草(チモシー)入れとペレット(固形飼料)入れ、水入れが必要です。
ペレット入れは何でも良いと思います。ペットショップやホームセンターで販売されている小動物用のペレット入れでも良いですが、自宅にあるもう使わない陶器のココットなどあまり深くない入れ物を使っても十分対応できます。
水入れはカップよりもケージに取り付けられるウォーターボトルがオススメです。
ウォーターボトルの飲み口に水受けが付いているものもありますが、噛む子も多いので水受けが付いていないウォーターボトルをオススメします♪
冷暖房
私は真冬はハウスにタオルを掛けたり、夏場はケージの上に保冷剤を置いたりするくらいで特別なペット用の冷暖房器具は購入しませんでしたが特に問題はありませんでした。
お住まいの地域の気候に合わせて、18~24度くらいをキープするようにして下さい。
お手入れ用品
ペットシーツ、お掃除用の除菌消臭スプレーがあると便利です。
シャンプーや爪切りは最初から揃えなくても大丈夫です。その都度買い足しでOKです。
爪切りは1~2ヶ月に1回を目安に伸びてきたら切ってあげましょう。自分でカットするのが怖い場合は動物病院に行ってカットしてあげて下さい。
汚れがひどい場合は、シャンプーしますが、そもそもケージの中をしっかりお掃除して清潔に保てばモルモットの身体は汚れませんので、まずはケージ内の清潔にして下さい。
我が家のモルは短毛種なので半年に1回くらいしかシャンプーしません。
あまり頻繁にシャンプーすると油分がなくなって皮膚炎を起こしたりストレスが溜まりますので、毛の長さや毛量によりますが、半年~1年に1度くらいの頻度で良いと思います。
モルモット用のシャンプーが良いですが、手に入らなければ猫や小動物用の低刺激シャンプーを使って下さい。
エサ
牧草(チモシー)とペレット(固形飼料)、おやつとして野菜、たまに果物をあげます。
主食のチモシーは、歯が伸びすぎてかみ合わせが合わない不正咬合などを防ぐためにもモルモットには必須の食糧です。
色んな種類がありますので年齢に合わせたものを選びます。
チモシー1番刈り
最初の刈り取り時期の春から初夏にかけて収穫されたのが1番刈りです。若い茎なので硬さがあり繊維質も豊富で、土の中から吸収したミネラルも豊富に含まれています。
チモシー2番刈り
1番刈りを収穫したあと、夏から秋にかけて残った茎が再度伸びて成長したところを収穫したのが2番刈りです。栄養は1番刈りに劣ります。
チモシー3番刈り
さらに、2番刈りを刈ったあとに成長した分を刈り取ったものが3番刈りとなります。収穫のタイミングが後になるほど、草や葉は細く柔らかくなり、嗜好性は高くなりますが、栄養や繊維などは減っていき、2番刈りよりも更に劣ります。
シングルプレス
収穫して乾燥させたチモシーは、運搬のために圧縮されますが、シングルプレスは畑でまとめて圧縮されたもので、茎や穂がほとんど潰れることなく、茎が長く残ります。
ダブルプレス
輸送のコストを抑えるために、シングルプレスをさらに機械で圧縮したものがダブルプレスです。こちらは茎や穂がつぶれてやわらかくなっています。
つまり…
1番刈りから順番に柔らかくなっていくため食べやすくモルモットの食いつきがいいのが3番刈りですが、栄養価は1番刈りが最も豊富。
固めの茎が食べにくい赤ちゃんやシニアのモルモットや、栄養過多で肥満気味の個体には3番狩りのシングルプレスを、育ちざかりの若いモルモットには1番刈りをあげると良いと思います。
ちなみに先代のもるさんは3番刈りをあげてしまったために3番刈りの柔らかいチモシーしか食べなくなってしまいました。
なので特別な理由がない限り1番狩りのチモシーで良いと思います。
飼育に必要な費用
飼育にかかる費用ですが、大型犬を飼っていた我が家ではほぼかからないと感じるくらいに低コストで済みます。
他のブログで年間20万くらいかかったと仰っている方がいてびっくりしました。
ブリーダーさんのように何匹も多頭飼いをしないのであれば、餌代は月1.000円もかかりませんし、余程の寒冷地でなければモルモット用のヒーターも不要です。
最初にケージなど備品に1~2万円くらいかかるくらいです。
あと、モルモットの飼い主さんで手術を見越してペット保険の加入を勧める方もいますが、保険代年間4万×モル平均寿命6年、手術入院をした場合でも、5~6万円くらい…
元を取れるのって大型犬くらいじゃないでしょうかね…
我が家の先代モルは病院のお世話になることはありませんでしたが、骨折や脂肪種などで手術をするモルモットもいるようですし、色んなペット保険があるので医療費が不安な方は調べてみるといいかも知れませんね。
我が家のモルちゃん家計簿
ペットシーツ大 カインズワイド(1日1枚使用)13.4円×31日=415円
ペットシーツ小 カインズレギュラー(1日2枚使用) 13.4×31日=415円
チモシー プレミアムチモシー1番刈り500ℊ(2ヶ月で1袋)565円÷2=282円
ペレット モルモットセレクション750g (3ヶ月で1袋)779円÷3=259円
お野菜 (ピーマン・小松菜・レタスなど余り野菜)0円
合計 1.371円
爪切りも慣れれば自分でできますし、 医療費がかからなければ大体毎月こんな感じです。
自宅で飼う場合はお掃除が大変なのであまりチモシーを床材で使わないとは思いますが、チモシーを床材として使う方はもっと費用が掛かりますが、1匹飼いの一般的なモルさん家計簿ですので参考にしてみて下さいね♪
まとめ
モルモットの飼育の注意点
清潔・ストレスフリー・適度なスキンシップ。
私がモルモットと過ごして看送って感じた注意点はこれだけです。
とてもシンプルですが大切な事です。
モルモットはとても臆病でストレスには弱いと感じました。
大きな音をたてたりや子供たちが走り回る環境なら飼育はオススメしません。
また先住のわんこやにゃんこがいる場合も、住みわけができないなら飼育はおすすめしません。
お子さんが小さくまだまだ走り回ってしまう場合は、ケージの置き場所の工夫が必要です。
玄関などの絶えず人が出入りする場所は避け、適度にスキンシップが取れるリビングの端っこなどが良いかと思います。
また、モルモットを飼って一番大変なことはお掃除です。
我が家の先代モルはケージの四隅、現役モルは右上の角がお気に入りのトイレスポットですが、モルモットはわんこのように基本的にトイレを覚えません。
そして糞尿の量は多いです。
掃除を怠るとモルモットが皮膚炎や膀胱炎になったり、ケージ周辺が大変な悪臭になります。
掃除のやり方は飼い主さんによって様々ですが、我が家では1日2回、朝と夜にケージのお掃除をしています。
幸いなことに我が家のモルはペットシーツをかじらないので、ケージにワイドのペットシーツを敷いてその上にレギュラーのペットシーツを重ねて敷いて、(うちの子は右側にしかウンチしないので)糞尿に気付いたら上に敷いたレギュラーシーツのみ取り換えます。
下に敷いているワイドシーツは3日に1度くらいの割合で交換しますが、ほぼ汚れていません。
この最低1日2回のお掃除が面倒だと感じる方はモルモットの飼育は難しいと思います。
きちんとお掃除ができる方なら、フルタイムでお仕事をしている方でも問題なくモルモットと一緒に暮らすことができますので、モルモットを飼ってみようか検討している方は是非おすすめですよ♪
皆さまも素敵なモルモットライフを(^^)/
まぎもるとでした♪